TOP > ペガサスならやすらぎ教室 日記 > がんばる。ということ
震災の後、この『がんばる』という言葉が巷を駆け巡っています。
もちろん小中学生をお持ちのご父兄も
お子さんに「がんばれ」と事あるごとに言ってらっしゃるのではないでしょうか。
この「がんばる」「がんばれ」という言葉に拒否反応を示す子がいます。
それは何に対して頑張ればいいのか、何のために頑張らなければならないのか・・。
ということです。
例えば「あんたがこの問題ができないんやから、頑張らなあかんやろ。」・・・
勿論その通りですが、こんな言い方で言ってはいけません。
では、「テストの成績、もっと上げたかったら頑張らなあかんなあ。」これもダメです。
どちらにしても「そんなん、別にどぅでもいいもん。」と返されて終わりです。
私たちは大人です。これまで生きてきた経験則があります。
子供に簡単に「がんばれ」と言う前に
何で頑張らなければならないかの「理由」や、
頑張ることで自分の「未来が開ける」ことを教えてあげることを先行させた上で
「がんばれ」という言葉が生きてくるのです。
私は、塾は勉強のテクニックを教えて、成績を上げさえすればいいのだ。とは思いません。
成績を上げることはものすごく大事です。もちろんそのように指導も怠りません。
ただ、成績を上げることと同様に人間力といいますか、
例えば美しいものを見て感動したり、
色んなことに興味を持って、探究心を深めたり、
物事の本質に気付いたりする教育
をもっと大切に扱って導いていくことも大事だと思うのです。