TOP > ペガサスならやすらぎ教室 日記 > 人間の脳は忘れるようにできている②
(昨日の続きです。)図を見てください。これはエビングハウスの忘却曲線といわれるもので,人間の記憶と時間の関係を表したものです。凄いでしょ。この忘れっぷり。学校で教師が一生懸命に勉強を教えても、子供は1時間もたたないうちに半分以上の内容を忘れ、家に帰った頃には3分の2程度を忘れ、翌日になると4分の1程度しか覚えていないということになります。でも心配しないで下さい。「せっかく覚えてもすぐに忘れてしまう。」というのは,実は人間としてあたりまえのことなのです。一般に,人間は学習した直後に忘れることが多く,時間がたつとともに忘れ方は小さくなるといえます。 エビングハウスの曲線を参考にして,効率のよい記憶法を考えればいいのです。まず、学校で習ったことはその日のうちに復習する!試験の前にまとめて復習するなんてもってのほかです!せっかく勉強したことのほとんどを忘れているのですから、はじめから勉強をやり直すのと同じ事になってしまいます。 次に、2日続けて復習しよう!曲線を良く見てください。2日目以降は忘れる率は少なくなってきています。言い返せば2日間(48時間)覚えていることは,ほぼ完全な記憶になって残っているということがわかります。だから,たとえば英語の単語を覚えたら,次の日にもう一度その単語を復習して覚えるようにしてみましょう。1日で終わるか,2日かけるかで,記憶の量は絶対違ってくるはずです。つまり、忘れる前に復習を繰り返せばよいのです。学校に帰ったら「のび太」のように遊んだり、昼寝ならぬ夕寝なんかしないで、できるだけ早く復習を繰り返す!この1点に尽きます。(みんなには困ったら必ず助けてくれるドラえもんはいないんですよ。だから自分で頑張るしかないのです)
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